今回もバイク関連の内容です。
車体の軽さから取り回しも良く、通勤通学やちょっとしたツーリングには便利な125ccバイク。
一般的にバイクと言うと、趣味・娯楽品で維持費もかかってお金のかかる趣味だと思われますが、比較的維持費が安い125ccバイクの場合はどうなのでしょうか?
実際に1年間にかかるであろうランニングコストを計算してみたので、これから買おうかなと思っている方の参考になれば幸いです。
★読んで欲しい人
・これから125cc購入を検討している人
・昔バイクに乗ってて、また乗りたいけど維持費が気になる人
・バイクに乗りたいけど、維持費が高そうで手をこまねいている人
①125ccの税金
まずは気になる税金です。
原動機(エンジンやモーター)のついている乗り物には税金がかけられます。
かかる税金は…
・自動車税
・自動車重量税
の2点です。
このうち、125ccの場合、自動車重量税は¥0なのでかかりません。
次に自動車税ですが、125ccの場合は、年間¥2,400と格安です。
50cc~90ccまでは¥2000なので、¥400ほど高いですが、1ヶ月¥200と考えれば、維持費としてはそれほど負担にならないかと思います。
また、250ccまでのバイクについては、車検もありませんので、そのあたりでは維持費がかなり安く抑えられるポイントでもあります。
②保険料
続いて保険料です。
自動車保険は2種類あり、
自動車を含め、乗り物を所有する際に絶対入っておかなくてはいけない保険が自賠責保険
いわゆる「強制保険」と
強制ではないが、絶対入っておいたほうが良い「任意保険」の2種類があります。
・自賠責保険(強制保険)
まず、自賠責保険については年数契約ごとに金額が決まっており、長めの期間で購入すると1年あたりの保険料が安くなる仕組みになっています。
一般的には2年くらいが妥当ですが、長期で保有する予定の場合は5年契約すれば年あたりの保険料を安くすることができます。
価格も2年契約なら¥4,475/年 5年契約なら¥2,876/年とかなり維持費は安いです。
これくらいの価格なら、家計の負担にはそれほどならないのではないでしょうか。
・任意保険
次に任意保険です。
法律上は入らなくても公道を走行することはできますが、万が一の事故の場合、自賠責保険の保証内容だけでは払いきれません。場合によっては一生かかっても払いきれない借金を背負うことになりますので、任意とはいえど、必ず入るべき保険です。
通常、車やバイクの場合、車両1台に対して1契約の任意保険に入らなくてはならないので、高額になってしまいますが、125cc以下の原付き2種までのバイクについては、車を所有していて任意保険に加入していれば、「ファミリーバイク特約」というサービスを利用することができます。
これは、車の任意保険にサービスとして、追加料金を払うことで、バイクの任意保険もつけてくれるというものです。
しかも、保有している原付きであれば、何台でも1契約で保証されるというお得な内容。
自動車を持っている場合は使わない手はありません。
しかし、欠点もあって…
1つは、通常の任意保険と違い、等級制度がないので、何年無事故で保証を使わなくても金額は割引されないということ。
1~2年程度で短い期間所有するか、自分の子供などが、バイクを購入して若い場合は通常の任意保険だと高くなってしまう場合などは有効です。
長期保有で等級アップと年齢が高く、年齢制限をかける場合は、通常の任意保険のほうが安くなる場合があります。
もう1つは、安いプランだとロードサービスが無い事と自損の場合は保証されないということです。
高い保証内容にすれば自損とロードサービスが付帯される保険会社もあるので、自分にあった保証内容を選べばよいかと思います。
保険会社によって前後はしますが、通常の契約の場合は、年間約1万円前後、追加で付帯サービスがあると2万円前後が相場となります。
ファミリーバイク特約のメリット
・自動車を持っていれば、1契約で何台でも保証される。
・保証にもよるが、価格も1万円前後と比較的安い
・自分の子供が乗る場合など若いと通常の任意保険だと高い場合に有効
ファミリーバイク特約のデメリット
・プランによってはロードサービス、自損は保証されない
・何年無事故で保有しても等級が無いため、割引がない。
・超長期で保有する場合は、年齢等条件で通常の任意保険のほうが安くなる場合がある。
個人の事情にもよりますが、多くの場合、ファミリーバイク特約で契約している方が多いかと思います。
③ガソリン代
エンジンが付いている乗り物なので、当たり前ですがガソリン代はかかります。
125ccクラスの燃費は車種にもよりますが、最低でも40km/l走るものがほとんどです。
レジャー用に使用するのであれば、年間2000km、ガソリン代¥130と仮定すると…
2000(km)÷40(km/l)×¥130=¥6500
年間でもこれぐらいなら負荷は少ないですね。
通勤通学で使用するのであれば、通勤30分圏内と仮定、年間8000km走るとして…
8000(km)÷40(km/l)×¥130=¥26000
これが軽自動車通勤だとすると20km/lとして…
8000(km)÷20(km/l)×¥130=¥52000
バイクとの差額¥26000
半分のガソリン代で年間通勤できてしまうことになります。(天候や通勤条件に左右されることもありますが)なかなかコストパフォーマンスは高いですね。
④メンテナンス代
定期的に必要になるメンテナンス代ですが、基本かかってくるのは…
1,オイル交換代
2,チェーン交換代
3,タイヤ交換代
くらいでしょうか。
オイル交換については、
・1000km毎に交換
・オイル代が¥1000(125ccの量は大体1l前後)
とすると、
・レジャー用年2000kmだと¥2000
・通勤通学用年8000kmだと¥8000
程度となります。
車通勤の方の場合はメンテ代も節約になりますね。
チェーン交換については、寿命はものにもよりますが、10000km程度は持つようですので…
チェーン1セット相場 ピンきりですが、¥2000~¥8000
レジャー用なら、5年に1回
¥2000として5年で割ると、¥400
通勤用なら1.3年に1回
¥2000で割ると、約¥1538
こちらは大した負荷にならないかと思います。
おおよその概算なので、実際には誤差や整備をお店に依頼すると、もう少し費用がかかるかと思います。
タイヤ代についてですが、
・車種によってサイズも違い、金額もばらつきが大きいこと
・走り方によって、消耗具合が変わること
・頻繁に変えるような部品では無いこと
以上の点から、平均費用算出が難しいので、今回の計算では含まないものとします。
⑤トータルの維持費
ここまで紹介した年間の必要経費を合計していくと…
(自賠責保険2年契約、ファミリーバイク特約の場合)
・レジャー目的の場合
項目 | 費用 |
自動車税 | ¥2,400 |
自賠責保険 | ¥4,475 |
任意保険 | ¥10,000 |
ガソリン代 | ¥6,500 |
メンテナンス代 | ¥2,400 |
合計 | ¥25,775 |
・通勤通学利用の場合
項目 | 費用 |
自動車税 | ¥2,400 |
自賠責保険 | ¥4,475 |
任意保険 | ¥10,000 |
ガソリン代 | ¥26,000 |
メンテナンス代 | ¥8,000 |
合計 | ¥50,875 |
年間合計で見ると、高いように見えてしまいますが、月当たりの維持費で見ると…
・レジャー使用の場合、¥25,775÷12≒¥2,148
・通勤通学使用の場合、¥50,875÷12≒¥4,240
自動車や400cc以上のバイクや自動車と違い…
・車検代がない
・自動車重量税がかからない
・燃費が良い
・保険料が安い
というメリットがある分、維持費はかなり安いです。
⑥まとめ 乗り物趣味として持つには125ccはコスパの良い乗り物
125ccバイクの維持費について、まとめましたが個人的な結論としては…
・レジャー用で維持費¥2148/月、通勤通学で¥4240/月とそこまで負担にならない
・ファミリーバイク特約で自動車保険に付帯でき、複数台に適用できる。
・乗り物趣味としては非常にコストパフォーマンスが良い
・ファミリーバイク特約の場合、通常等級割引、ロードサービス、自損保証無い。
・超長期保有の場合は任意保険のほうが安いことも
こんなところでしょうか。
バイクである以上、免許が必要だったり、ヘルメットなど用意する必要があったり、天候に左右され、乗れない状況もあるかと思いますが、自動車移動とは違った風を切って走る感覚や、日常の移動がちょっとした遊び感覚に変わるなど、他の乗り物では体感できない非日常感を味わえるメリットもあります。
今回の内容を機にバイクに興味を持っていただければ幸いです。
今回の内容はここまで!
今後もいろいろな情報を発信していきますので、内容が良かった、参考になったと思う方は、Twitterのフォローなどしていただけると今後の活動の励みになります。
それではまた!
コメント
[…] 125ccの維持費についての記事はこちら↓[コスパ最強?]125ccバイクの維持費 […]