コツコツビーノのレストア作業報告、今回は第5回目。
車体とマフラーの塗装補修まで完了しましたので、今回からカウルを仕上げていきます。
傷補修を兼ねた塗装前の足付け作業~サフ吹き~塗装~磨き作業までの流れを紹介していきます。
前回までの内容はこちら
まずは足付けと傷補修
まずは塗装前の準備。
塗料が乗りやすくなるようにヤスリで表面に細かいキズを付ける足付け作業をしていきます。
ついでにタッチアップで補修してあった部分や大きな転倒傷も数か所あるので、こちらもヤスリとスコッチ・ブライトを使用して、傷を消す作業を行っていきます。
スコッチブライトは傷消し用の粗め#320相当と足付け用#400番台を使用。
傷補修ぼかしには、#80~#100の荒目のヤスリで傷を消していきます。
ヤスリとスコッチ・ブライトで足付け作業と傷補修完了状態。
見た目でほぼ分からない程度には傷をぼかして落とすことができました。
以前カウルの割れている部分をプラスチック用接着剤で補修しましたが、ここはくっつきませんでしたので、気になりますがこのまま使用します。
下側でほぼ見えない部分なので良しとしましよう。
足付け作業が終わったので、今度は下地処理として、プライマーを吹いておきます。
足付けだけよりは塗料の密着性が上がるはずです。
プライマーはミッチャクロンを使いたいところですが、価格が高いので、今回はリーズナブルなアサヒペンのプライマーを使用。
一応こちらもプラスチック製品の塗料密着性をアップさせてくれるみたいです。
アサヒペン スプレー プラスチック用プライマー 300ML クリヤ
足付けとプライマー作業完了。
プライマーは塗装前に2時間以上乾燥させないといけないらしいので、この日の作業はここまでにして、後日プラサフ塗装を行っていきます。
プラサフ塗布と研磨作業
数日乾燥させたら、今度は下地塗装。
プラスチックサーフェイサー(プラサフ)を塗って、下地を整えていきます。
使用したプラサフはこちら
ホルツ ペイント塗料 プラサフスプレー ホワイト 300ml MH11003
塗装面積が多いので、足りなくなるたびに継ぎ足し購入。
塗装がうまく乗らず、一部やり直しもしたので、結果的に合計5本ほど購入してしまいました。
無事プラサフ下地塗装が完了。
塗装したままの状態では、表面がザラザラなので、#400の紙やすりで水砥ぎして、表面をきれいに整えておきます。
これで下地作業が完了。
続いては本題の塗装作業です。
塗装の合間に劣化部品の交換
プラサフが足りなくなって追加分到着待ちの間に、黄ばんでみっともなかったウインカーレンズと割れてしまっていたマフラーカバーを交換。
ウインカーレンズはAmazonでキタコ製のランプ付きのフロント用とリア用をそれぞれ購入。
キタコ(KITACO) ウインカーレンズセット(左右1セット)フロント用
キタコ(KITACO) ウインカーレンズセット(左右1セット)リア用
レンズを外してみると、前オーナーは電球を塗装して無理やりオレンジに点灯するようにしていたみたいです。
みっともないので電球ごと交換。
綺麗になりました。
マフラーカバーは新品だと高いので、ヤフオクで程度の良さそうなものを見つけて購入。
若干傷がありますが、割れてしまっているよりは全然きれいなので良しとしましょう。
発注してた追加のプラサフも届き、下地作業も終わったので、いよいよ塗装作業に入っていきます。
カウル塗装 カラーは何色?
本題の塗装作業開始。
元のオレンジから何色にするのか?
自分の中ではある程度イメージは決まっていて、パステルカラーにしようと考えていました。
今回はビーノを可愛い感じに仕上げようと考えていたので、ホワイトとピンクのツートンカラーにしました!
アサヒペン アスペンラッカースプレー 420ML 白
アサヒペン アスペンラッカースプレー 420ML ピンク
塗装は完了したのですが、一部塗料の乗りが悪く弾いてうまく塗装できないところが発生。
後日、もう一度下地からやり直して、なんとか無事うまく塗装することができました。
この部分を修正するのに追加でプラサフとホワイト塗料を1本ずつ追加購入したので、出費がかさんでしまいました…
なんとか綺麗に塗装できたので、仕上げのクリア塗装。
何度か複数回に分けて液垂れしないよう注意して塗装したものの、野外での青空塗装なので、若干ゴミが乗っちゃいました…
まあ、目立たないレベルなので良しとします。
クリア塗装まで終わったので、仕上げの磨き作業です。
最後の仕上げ、磨き作業
クリアを吹いた状態のままでも十分綺麗ではありますが、更にきれいに仕上げる為に、表面の磨き作業を行っていきます。
耐水ペーパー#1500→#2000で順番に磨き、
コンパウンド細め→極細→超極細の3段階で順番に各部品を磨き上げます。
すべての部品の磨き作業が完了。
カメラ越しだと分かりづらいですが、少し映り込む程度には綺麗に磨き上げることができました!
外装部品完成、次回はいよいよ組み付けして完成へ!
ということで今回は一番見た目を左右するカウルの塗装作業の様子をご紹介してきました。
一部塗装失敗してやり直したり、クリア塗装で若干ゴミが入ってしまったり、環境の問題と素人とそうなのでプロ並みにはなりませんが、最初のボロボロの状態からはかなりきれいに仕上がったので、個人的には満足です。
無事全ての部品を塗装~磨き作業まで完成させて、残るは組立作業のみ。
次回はいよいよ組み上げて完成させていきます。
今回の内容はここまでになります。
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それではまた!
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