こんにちは!
今回は、先日発表されたキヤノンの2020年第2四半期決算発表について話していこうと思います。
連続増配を続け、高配当銘柄として期待のある銘柄ですが、コロナショックの影響で、33年ぶりに減配という結果になりました。
そんな決算発表の内容と配当について解説していこうと思います。
1,配当について
まずは気になる配当についてです。
冒頭で話しているように、減配と言う結果になりました。
配当金は前回の1株あたり80円から半分に下がって40円
直近の配当金情報を見ても、今まで連続増配を続けてきただけに、かなりインパクトは大きいですね。
また、先行きの見通しがコロナの影響で見えていないこともあり、期末配当については、現状未定となっています。
2,業績について
気になる業績についてですが、前年同期で比較すると、純利益-88億円(-1.3%)の赤字という結果になっています。
事業別の営業利益について確認してみると…
オフィス事業:-9億 売上前年比-30.2%
イメージングシステム(カメラ等):+8億 売上前年比-30.8% 営業利益-93.9%
メディカルシステム(医療):+59億 売上前年比-3.1% 営業利益+75.5%
産業機器:-24億 売上前年比-22.4%
メディカルシステム以外はほぼ利益マイナスとかなりズタボロな状態です。
(※利益の出ているメディカルシステムも前年売上と比べるとマイナス)
3,今キヤノン株は買いどきか?
さて、前述の通り、業績としてはコロナショックの影響をモロに受けズタボロな状態。
収束の見通しも今のところは無く、主力であるオフィス事業が利益が出ていない状態です。
株価についても2020/7/28は2077円とかなり下がっています。
※翌日7/29には1798円まで急落
また、下落したことで割安かと言うと、配当金も減配したことで、割安とは言えない状況です。
配当性向で見てみても、
今年度の連結業績予想1株あたりの純利益40.96円に対して40円の配当ですから
40.96÷40×100(%)=102.4%
100%以上になってしまっているので、利益分より配当のほうが多く支払われている状態になります。
このままの状況では、期末配当は0になる可能性があるので、今買っても無配になる可能性が高いかと思われます。
4,まとめ
ということで、まとめると…
①キヤノン第2四半期決算はコロナの影響を受けもろに赤字
②事業としては主力のオフィスが収益が出ておらず、メディカルシステムのみ利益が出ている。
③今後の業績見通しはコロナの動向次第であり先行き不透明
④配当性向で見ると、中間配当で100%を超えているので、期末は無敗の可能性もある。
以上のことがわかりました。
個人的には、減配もあり、割安かと言われるとそんなことはなく、むしろ無配になる可能性があるので、今は買うべきではないかなと判断します。
あくまで個人的な見解ですので、参考程度に見ていただいて、投資は自己責任でお願いいたします。
今回の内容はここまで。
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それではまた!
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