こんにちは
引き続き250cc~400ccクラスの中型免許で乗れるバイクをジャンル別で紹介。
今回はその名の通りアメリカの広大な道を走るような大きな車格のバイク、アメリカンバイクを紹介。
アメリカンバイク言うと、ハーレーダビットソンのような大排気量で大型免許が必要なイメージが強いですが、しっかりと中型免許で乗れる車種も複数存在します。
これからバイクに乗ろうと思っている方、アメリカンバイクに興味を持っている方の参考になる内容になれば幸いです。
紹介は主にこの記事を書いている2022年5月現在時点で新車でも買える車種を中心に紹介していきます。(一部絶版車も含めて紹介)
過去のバイクジャンル別紹介の記事も興味を持ったら読んでみてください。
1,アメリカンバイクとは?
まずはアメリカンバイクのジャンルとしての定義です。
そのジャンル名の通り、アメリカで主流なバイク、ハーレーダビットソンのような車体が大きくロングホイールベース、シートが低い位置にあり、低音のマフラーサウンドをドコドコ鳴らしながらゆったり走るバイクです。
車体が大柄で長いため細い道や峠道などは不得意ですが、大通りや高速などをクルーザーとしてゆったり流して走るのに向いているバイクです。
2022年5月現在、現行車種としては厳密には違いますが販売されているのはホンダから1車種のみ。
メリットとしては、クラシックバイクと同じくオシャレなデザイン。
シート高が低いので足つき性が良く、身長の低い方、女性の方でも乗りやすい設計となっています。
デメリットとしては、先に話した通り、車体が大柄で長いので、細い道、峠道には向かないこと。
大柄のため車重が基本的に重い設計になっていることでしょうか。
また、クラシックバイク同様、生産終了の絶版モデルが殆どで、現行主流のインジェクション式ではなく、機械式のキャブレター方式の車種がほとんどなので、冬場の燃調管理、エンジン始動がし辛いなど不便な点が多くあります。
デメリットが多いような気もしますが、大通り、高速道路を流して走るにはピッタリのクルーザーと言ったイメージです。
早速250cc~400cc次の章から紹介していこうと思います。
2,250cc~400cc アメリカンバイク
それでは早速中型クラスのアメリカンバイクを紹介していきましょう。
国内メーカーで正規販売しているのは、2022年5月現在1車種のみ…
新車で買える車種が好きないジャンルで現行販売はホンダのみになります。
他メーカーは絶版車で人気モデルを中心に紹介していこうと思います。
ホンダ レブル250
まずは現行販売で唯一購入できる(厳密には違いますが…)アメリカンバイク、ホンダのレブル250
2017年から販売開始。
1980年代に存在した同じ社名のレブル250が復活したもの。
クラス唯一のアメリカン、クルーザークラス
そのためその取り回しのしやすさ、足つき性、デザインから人気を博し、250ccクラスでは一番売れている車種でもあります。
ツーリングに行くと、必ず複数台見かけるほど馬鹿売れモデルです。
現在も生産が間に合っておらず、現行車種にも関わらずGB350と同様に価格が高騰中です。
エンジンは水冷単気筒DOHC
現行販売車種らしく燃料供給はインジェクション式で2020年モデル以降は灯火類もLEDと装備は豪華。
最高出力は19[26]/9,500(kW[PS]/rpm)
最大トルクは22[2.2]/7,750(N・m[kgf・m]/rpm)
CBR250RやCRF250と同じエンジンを使用しているのでパワーも十分。
現行販売バイクなので、インジェクション式で燃調不良・調整の心配もなく安心して乗れるクルーザーバイクです。
見た目もシンプルながらクルーザーらしいデザインをキープしつつ最新装備で乗りやすく、町中やツーリングスポットをオシャレに乗れるバイクです。
シート高690mmで非常に乗りやすいバイクとなっていますが、足つき性は良い反面、その分足の長い方、高身長の方にはちょっと体制がキツイかも…
燃費はWMTCモードで34.1km/Lと単気筒故にさすがの燃費の良さ。
万人受けとは行きませんが、ハマる人には非常に乗りやすいバイクに仕上げっています。
ホンダ Vツインマグナ250
続いてはホンダ250ccクラスのVツインマグナ250
エンジンはV型水冷2気筒DOHC
最高出力は20[27]/10,000(kW[PS]/rpm)
最大トルクは23[2.3]/7,500(N・m[kgf・m]/rpm)
絶版車になりますが1995年~2007年まで販売されていたロングセラーモデル
250ccにしてはかなり大柄で排気量以上に見えるボリューム。
当時のスポーツバイク、VT250と同じエンジンを搭載している為、ツアラー的な用途としても十分な性能を発揮するバイクです。
最終型でも15年落ちとなってしまうので、かなりの旧車。
シート高はレブルと同じく690mmと乗りやすい高さ。
燃費は当時のメーカー値で36.0km/Lと燃費もまずまず。
長距離クルーザーとしての運用前提なら選択肢もありなバイクです。
ヤマハ ドラッグスター250/400
続いてはヤマハのドラッグスター
すでに絶版となってしまいましたが、一時期はアメリカンクラスで超人気モデルとして、250ccと400ccのラインナップ。
400ccは1996年から、250ccは2000年から販売され、両車種とも排ガス規制強化の影響で2016年で生産終了。
400cc
エンジンはV型空冷2気筒SOHC
最高出力は22[30]/7,500(kW[PS]/rpm)
最大トルクは31[3.2]/6,250(N・m[kgf・m]/rpm)
シート高は660mm
燃費性能はメーカー値で39.0km/L
250cc
エンジンはV型空冷2気筒SOHC
最高出力は15[20]/8,000(kW[PS]/rpm)
最大トルクは19[1.9]/6,000(N・m[kgf・m]/rpm)
シート高は670mm
燃費性能はメーカー値で51.0km/L
人気車種だったこともあり、今でも中古流通台数は多めで入手しやすい車種。
アメリカンバイクの入門として選択する方も多いのではないでしょうか?
250ccでも十分大きいですが、400ccは大型バイクとほぼ変わらないくらいの車格で迫力があります。
王道アメリカンバイクとして選択するならドラッグスターはおすすめです。
スズキ イントルーダークラシック400
続いてスズキのイントルーダクラシック400
2001年~2014年まで販売されていた、スズキのアメリカンモデル。
エンジンはV型水冷2気筒OHC(SOHC)
最高出力は24[33]/8,000(kW[PS]/rpm)
最大トルクは33[3.4]/6,000(N・m[kgf・m]/rpm)
シート高も共通で700mm
燃費性能は当時のメーカー値で33.0km/L
V型ツインエンジンを搭載し同時期に販売されていたアメリカンバイク、ブルーバード400という車種も存在。(エンジン性能・シート高も共通)
デザインは
イントルーダーはクラシカル
ブルーバードは都会的
なイメージとして販売されていました。
2009年モデルからはインジェクションモデルに変更され、安定性が向上。
流通数も少ないので、他人と被らない個性的な400ccアメリカンバイクが良い方にはおすすめかと思います。
カワサキ バルカン400(クラシック・ドリフター)
続いてはカワサキの400ccアメリカン、バルカン400
1996年~2003年まで販売されてきたモデルです。
スタイルが2種類あり、「クラシック」と「ドリフター」と外観が少し違います。
エンジンは共通でV型水冷2気筒SOHC
最高出力は24[33]/8,500(kW[PS]/rpm)
最大トルクは32[3.3]/4,500(N・m[kgf・m]/rpm)
シート高705mm
燃費性能は当時のメーカー値で42.0km/L
フロンドフェンダーの形状がそれぞれ独特なのが特徴的
ハンドリも手前に伸び横に広くいかにもアメリカンといった形状で乗りやすく設計。
ゆったり乗れるクルーザーといった風格です。
車体もかなりごついので、大柄な方はとても似合うかも。
400ccクラスで大型みたいなアメリカンバイクに乗りたい方にはおすすめです。
カワサキ エリミネーター250V
最後はカワサキ250ccクラスのエリミネーター250V
エンジンは水冷2気筒DOHC
最高出力は26[35]/12,500(kW[PS]/rpm)
最大トルクは24[2.4]/9,500(N・m[kgf・m]/rpm)
シート高770mm
1998年~2007年まで生産されたモデル。
アメリカンクルーザーのカテゴリに入りますが、エンジン性能を見ると高回転でまるでスポーツバイクの様なスペック。
燃費性能は当時のメーカー値で33.0km/L
アメリカンタイプに乗りたいけどスポーツ性能もほしい欲張りな方にはおすすめなバイクになります。
3,クルーザーとしてゆったり乗るならアメリカンバイク
ということで、今回は中型免許で乗れる250cc~400ccクラスのアメリカンバイクを紹介してきました。
レブル250以外はすでに絶版車種とカテゴリとしては絶滅危惧種ですが、人気のあるカテゴリなので需要はあります。
中古車市場でしか選択肢がありませんが、まだまだ流通している車種も多いので、是非自分に会ったバイクを探してみてください。
乗換えを検討している方は、下取りよりも中古買取りのほうが高く付く場合もあるので、ぜひ検討してみてください。
今後も気になるバイクジャンルについて、ブログで解説していこうと思います。
ということで今回の内容はここまでになります。
内容が良かったなと思った方は、今後も色々と車・バイク、ツーリング・ドライブスポット情報など発信していきますので、ブログの観覧・Twitter・Instagram・You Tubeの登録を是非お願い致します。
それではまた!
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