3月ももう終わりになり4月、春が近づいてきました。
卒業や進学で新生活が始まり、移動手段として新しくバイクを購入する方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
とはいえ、昨今の半導体不足による新車の納期遅延や、その影響で中古市場の影響で高額化し手を出しづらいと思っている方も多いのでは?
そんなご時世ではありますが、新車を安く購入することができます。
それが、中国やインドの現地法人が生産し代理店が輸入して販売している「インポートバイク」です。
今回はそんな、新車でも比較的安く入手できる魅力的な新車バイクを126cc~のクラスで紹介していこうと思います。
但し、安いには訳があるということで、注意点についても話していこうと思います。
1,インポートバイクとは
まずはインポートバイクについて説明していこうと思います。
インポートバイクとは、同じ日本メーカー名のバイクではあるのですが、日本の正規ディーラー(ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ)ではなく、中国やインドの現地法人
例としてホンダの場合…
中国であれば…
・新大州(しんたいしゅう)ホンダ・・・上海に本社を置く中国ホンダ
・五羊(ごよう・ウーヤン)ホンダ・・・広州市を本拠地とする中国ホンダ
インドであれば…
インドホンダ・・・インドを拠点とする「ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・インディア」の通称。
と日本国外の現地法人で生産されているバイクのことです。
そのため、購入後の整備は日本の正規ディーラーでは受けられず、輸入業者の販売店にお願いするような形になります。(中古車大手だとSOXが正規代理店として有名)
なので、日本メーカーの名を関したバイクでも、日本販売していない車種が数多くラインナップされ、なかなか魅力的な車種があります。
2,メリット 安く新車が手に入る
そんな魅力的なバイクが揃っているインポートバイク。
輸入車だし価格が高いのか?と思われますが、実はめちゃくちゃ安いんです。
新車での価格帯は150cc~250ccクラスでだいたい30~40万円台。
日本メーカー新車でこのクラスを買おうとすると最低でも60万くらいは必要です。
車両価格が抑えられるし、最近のインポートバイクはなかなか品質も良くなっているので、お買い得かもしれません。
3,インポートバイクの車種を紹介
画像とスペックはSOXのページ情報を引用させていただいています。
まずはホンダから
CB200X
インドホンダのCB200X 価格:349,000円(税込み車両価格)
189cc、車重147kgと割と軽量モデルのアドベンチャー
灯火類はLEDとなっておりメーターもデジタル表示。
馬力も12.7kW ( 17.3PS ) / 8,500 rpmとそこそこのパワー
国内モデルでホンダのアドベンチャーモデルはラインナップにないので、このクラスで欲しいと思っていた人には丁度いいんではないでしょうか?
CB190X
続いては五羊本田のアドベンチャーモデル「CB190X」(新モデル)
CB200Xと同じくアドベンチャーですが、驚くべき点は標準でついてくる装備の多さ。
・後パニアケース3個
・メーター横にUSBソケット
・ナックルガード、エンジンガード付き
・もちろん灯火類もLEDでメーターもデジタル表示
とオプションで用意しなければいけないものがフル装備で、お値段459,000円(税込み車両価格)
パワーも12kW ( 16.3PS ) / 8,000 rpmとCB200Xと比べるとダウンしますが十分なスペック。
(ちなみに189ccクラスの中国ホンダはすべて同じ設計のエンジンなのでスペックはほぼ同じです。)
キャンプや下道ツアラーとして丁度いいバイクなんじゃないでしょうか?
CB190SS
こちらはクラシックなデザインがかっこいいCB190SS。 価格:409,000円(税込み車両価格)
生産は五羊本田
レトロなデザインではありますが、灯火類はLEDで最新装備のネオレトロといったところでしょうか?
町中で乗るとオシャレで映えるバイクだと思います。
続いてはヤマハ
FZ25 ABS
インドヤマハから出ているFZ25 ABS 価格:359,000円(税込み車両価格)
こちらは250cc単気筒で15.3kW ( 20.8PS ) / 8,000 rpmと結構パワーもあります。
見た目はストリートファイター系スタイルでかっこいいです。
写真にはついていませんが、SOX買うでは専用キャリアもオプション販売されているそうなので、積載性もアップできて実用性もありそう。
街乗り~ツーリングまでオールマイティに使える1台可と思います。
XSR155
こちらはタイヤマハが出しているXSR155 価格:429,000円(税込み車両価格)
155ccと排気量は小さいですが、4.4kW ( 19.6PS ) / 10,000 rpmと高回転で絞り出すエンジン設計。
クラシックなデザインで高回転でぶん回したい方にはおすすめかもです。
SOXオリジナルでメータバイザーやリアキャリアも販売しているようです。
最後はスズキ
QS150
中国スズキのQS150
ワンクラス下で結構国内でも流通していた中国スズキのGN125のようなレトロデザイン。
価格は249,000円(税込み車両価格)
排気量が小さい分、8.5kW ( 11.6PS ) / 8,500 rpmと控えめですが、コンパクトなアメリカンルックのバイクが欲しい方はこちらも選択肢としてはありかと思います。
なかなか魅力的なバイクが揃っているのでは無いでしょうか?
ここでは一部しか紹介していませんが、他にも原付き2種(51cc~125cc)クラスからも用意されているので、是非調べてみてください。
4,インポートバイクのデメリット・注意点
コスパも高くメリットだらけに見えるインポートバイクですが、当然デメリット、注意点があります。
①輸入車のため、部品供給に時間がかかる、手に入らない場合がある
部品供給が輸入しかできないため、故障したときなど部品到着に時間がかかり首里に時間がかかる場合があります。また廃盤になる可能性もあり純正部品が手に入らず、汎用品で処置しなくてはならなくなる場合があるのが欠点です。
②修理、メンテナンス情報が少ない
海外からの輸入車ゆえに日本国内で整備情報など情報がほぼありません。
自分で整備する場合、注意書きも中国語やインド語などで書かれているので手探りで修理することになります。
③国内では専用部品は手に入らない
当たり前ですが、国内モデルはないため、社外品でも国内で部品を作っているところがほぼ無いので、カスタムしたい場合は苦労することになります。
④量販店で整備を断られる場合もある
国内メーカー・海外メーカーの正規輸入車種と比べ、代理店販売で車種ごとの説明書もなく、整備方法がわからないためバイク用品店などの量販店では部品交換や取付はお断りされる可能性があります。
以上のようなデメリットがありますので、車体が安いからと言って飛びつくと、事故や故障したときに痛い目を見ることになります。
販売店であるSOXなどで購入すれば、一応部品在庫とメンテナンスは行ってくれるようなので、普通に乗る分には心配ないと思いますが、カスタムや自分で弄る人にとっては手探りでかなり玄人向きのバイクでもあるといえるので注意です。
5,リスクを加味して良いバイク選びを
ということで今回は、安く新車を手に入れることができるインポートバイクについてお話してきました。
車両本体価格のイニシャルコストを抑えることができて、国内正規販売されていない魅力的な車種を保有するメリットがある反面、部品の入手困難製や手探りになるカスタムなど色々とデメリットもあります。
ある意味玄人向けのバイクとも言えますが、気に入ったバイクがあったら買ってみるのも良いかもしれません。
初心者やメンテナンス自身がない方は、車両本体は高くなりますが、国内正規ディーラーで取り扱ってくれる販売車種を購入したほうが良いですので、自己判断で検討してみてください。
今回の内容は以上になります。
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それではまた!
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